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石村英美子が「とりあたま」で観たり聞いたりしたものを、三歩あるいて忘れないうちに書いています。
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Kentaro Kobayashi Solo Performance Live Potsunen 2008
「 Drop 」@ももちパレス

全国ツアーの初日でした。

開演前、初お目見えの舞台装置を近くで観察しようと、お客さまが舞台きわに集まってしまっています。
うん、気持ちは分かるのですが、リノに手形が付くし、音響設備なんかもあるから触らないでね。なんて、気になって仕方がありません。
そうゆう石村は、上手3列目端の座席で上手の鹿がいる装置群(絵画におけるモチーフ群と言った方がしっくりくるかも)を超観察。


このツアーはまだまだ続くし、細かい物ひとつでも伏線のネタバレになるので、非常に書きにくいのですが、過去公演における下手のクローズアップコント用のデスクくらいのボリュームで、上手にも組んであったと。んで、それらが石村の大好きなアカデミズム臭たっぷり。博物館が美術テーマだそうですね。

約2時間のステージでした。

オープニング、完全暗転の中(近かったので)上手から出てくる小林さんが見えて妙に緊張。
「Drop」が誕生した瞬間を目の当たりにしちゃったのですよう。

初日で(本人曰く)芸の荒いところも多かったのですが、凄まじい情報量とそれをハイスピードで処理する様に、完全に魅了されます。そして簡潔で正確なムービング。
すべてを聞き取りたいので、笑い声を上げるのがもったいないくらいです。ま、笑うんですけど。

過去作品の、あのキャラクターやあの人物が再登場するたびに歓声が上がります。

それはとっても嬉しいし愉しいのです。が、初見のお客様が置いてかれてないかな?と心配になったり。よけいなお世話ですよね。

あ、もうお分かりだと思いますが、石村は小林賢太郎さんの作品の大ファンなのです。

初めて観せてもらったのはたったの2年前。「○〜maru〜」
その時、なんて言うか、救われてしまったのです。ちょうど凹みまくっていてですね、観に行くのを止めようかってほどの落ち加減だったのですが、最後の最後に
「もう、おやめなさい」という台詞で救われちゃったのです。

・・・・・・謎。

「向いてないからやめよう」と思っている所に「向いてないからやめれ」と言われて救われた謎。
石村、救いという言葉好き過ぎですね。

「Drop」で確信したのですが、この作家の一番好きなところは、

悲観や絶望のネガティブなパワーに頼らず、ただ優しく「なににもなれないにんげん」を描くところ、です。

どうなのでしょう?
ネタの精密さや、表現の巧さだけではなく、根底にある優しさのようなものに惹かれている人は実は多いのでは?

実際、エンディング間際の台詞ではうるっとしてしまいました。
決して泣くトコではないんですが。笑うトコなんですが。

よせばいいのに2日目も福岡楽日も行きましたよ。
舞台は生き物で、育っていってる感が、ああ、名古屋(最終公演地)に観に行きたいなぁ、などという欲望を呼び起こしたり。
行きませんけどね(行けませんから)


夢見心地の三日間でした。
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プロフィール
HN:
石村英美子
性別:
女性
職業:
プロのフリーター
趣味:
惰眠 つまみぐい
自己紹介:
九州在住。
お芝居が好きで、ちょこちょこ観に行っています。最近は観るだけに留まらず、何がしかのお手伝いに行くことも。
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