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初日に観に行きました。
妙齢の(?)三姉妹が営むボートハウス。
仲のよい、とっても仲の良い三姉妹。
姉妹なんだよねぇ。いろんな意味でねぇ。えぐいねぇ。
公演はまだまだ続くので、ここからはネタバレますよ。のさかい目。
この三人は、とっても仲良し。ケンカすらした事がない。
何でも分かち合って(早くに両親をなくしている)明るく生きている。
そう。何でも分かち合って。恋人さえも。
これって女性独特だと思うのですよね。ハーレム化した関係性の中で
「言うてもアタシが一番やし」という自尊心で、在る事を、つまり他にも関係を持つ女がいるって事を無い事にして平静を装うみたいな。
一見、特殊な人間関係に思えるけど・・・あるよ。見た事ありますよ。内輪のドロドロ。うわぁてなります。
で、男の方はというと、妻子もあって、こんな関係やめたいと思っている。
そりゃそうですね。三姉妹の元へ居る時に感じる、笑顔に隠された濃密な嫉妬と障気。
こわいわー。こわかったわー。
男は意を決して、決別を宣言するのだけれど、女たちの怒りを買いますわな。
しかしまた、その女たちの怒りの矛先は、一度は「姉妹」へ向かうものの、
「オトシマエ」をつけてもらう、という形で決着をつけるのですけど、それはまだ理解出来ない事はないとして、
その後がまたこの姉妹のアタマオカシイところ。
ちらしのコピーにもありましたが、ほんと、どこで間違ったのでしょうね。
そして、もう、戻れないのでしょうね。
ワタシだって、こうゆうふうに間違ってしまわないとは限らないのですから。
そして、特筆すべきは、この「女たち」を描いたのが、男性の作家だという事。
男性が女性を描くと、まるでスタンプで押したような女が現れるのですが、
タニマチ金魚の女優陣の力量もあいまってか、とても腑に落ちるさじ加減でした。
いいですよ、つっちーさん。大好きですよ。
「赤い薬」再演の楽しみ度も増した、石村なのでした。

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お芝居が好きで、ちょこちょこ観に行っています。最近は観るだけに留まらず、何がしかのお手伝いに行くことも。