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石村英美子が「とりあたま」で観たり聞いたりしたものを、三歩あるいて忘れないうちに書いています。
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 劇団HallBrothers「饒舌な足裏」を観ました。

@ぽんプラザホール
 

ここ何作か、人間ドラマを描くようになってきたこの劇団ですが、

今回もそうでした。

 

いや、随分前から、いわゆるドラマをやる所だったんですが

なんというか、「人」が「ひと」になってきたと言うか。

 

大昔、ここの芝居を観て、

 

「“俺の気持ちなんか誰も分からないんだ!”なんて言うヤツの気持ちなんか分かってやるもんかい!」

と、アンケートに書きなぐった事を思い出しますが、

 

そんなカンジの事を、劇中に友人に言われてしまう主人公。

 

可愛らしくて面白かったですよ。

ドラマドクターの土田英生テイストもしっくり盛り込まれていて。

 

でもね、

 

いかんせん、結論が読めてしまう作りなので、

読めてしまう事自体は構わないんだけど、

その予定調和以上の「何か」が足りないカンジがしましたよ。

 

なにが足りないのかは、石村には分からないのですが、

それがあれば、もっと満足感のあるお話になったのではないのでしょうか。

 

なーんて言ってみたり。

 

でも、劇団員のみで構成された芝居って、いいですね。

方向性(志向性)にばらつきがなく、とっても観やすかったです。

 

次回はどんなのやるのでしょうね。

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2009/12/17
初日に観に行きました。


妙齢の(?)三姉妹が営むボートハウス。
仲のよい、とっても仲の良い三姉妹。

姉妹なんだよねぇ。いろんな意味でねぇ。えぐいねぇ。

公演はまだまだ続くので、ここからはネタバレますよ。のさかい目。


もう。

ここまで来たら、観劇日記と言うよりは、覚え書きですね。
まぁ、いいです。どれもこれも面白かったですから。

★8月7日(金)大喜利猿@福岡市民会館
『大喜利猿 “ 北海道 ” 』出版記念ライブ

出版記念と銘打ったこのライブ。
いやー、バカです。説明は出来ません。ライブなんですもの。
しかし、「翼の折れたエンジェルに・・・」の、「うー」のくだりで、いっとう先に笑ってしまった石村はお年寄りですね。総勢4人で出かけたのですが、観劇後も○○サイドの言い回しで楽しみました。
これは全国おっかけたくなりますわ。

★8月16日(日)コンドルズ@IMSホール
日本縦断大転生ツアー[NINE LIVES]~ナインライブス~

西洋と東洋では数が違うようですが、いくつもの命(魂)を持つネコ。
総動員のパワーコントとパクってパクってパクりまくる漫画ネタで爆笑しつつも、
「生み出す」事の苦しみと、絶望と、静謐な近藤さんのおどり。
毎年来て頂いてありがたい限りです。

★8月20日(木)アーリー・myラブ / 座”K2T3@ぽんプラザホール

迂闊にもというか、意外にもというか。
逆上がりするデブの少年に感情移入してしまい、うっかり泣いてしまいました。
やさしい人たちの、いい話。優しいを通り越して、甘い。ぬるい。
しかし、物語の世界だけでも、そうであったっていいじゃないかーーー!と言う、変な矛盾。


★9月13日(日)文芸部七咲会 お披露目公演 「Mer」@海峡ドラマシップ

お目当ては「未来からの帰り道」
引き合いに出しちゃいけないけれど、この前日に観た芝居が「知ってるから。で?なに」って感じで終わっていったんです。でもこれは「知ってるけど、わかってるけど・・・」って感じだったのです。関係性も、行き着く先も分かっているのに目を離せない2人。
一瞬にして時空を越えて、思いを届けてくれました。あざやかだったなぁ。

 ふー。

ちょっと休憩。
10月編もありますよ。
ホームワーカホリック 2nd STAGE
「Melodramatic Merody メロドラマティック・メロディー」@2009年3月15日


石村は、

あんまり摩擦を生みたくないので、

こおゆう時は書かないんですが、

つい書いてしまいます。


「ばかにされた」


ストーリーはどうでもいいんです。
事前の情宣に書かれている事意外に何も起きませんし。

まず、何も謎に思えないんです。
だから?って思っちゃうんです。

誰が犯人なのか、雨宮ソラが何者なのか、ちっとも知りたい気持ちにならんとです(博多弁)

つか、大体予想どおりだし。

初っぱな、映像の中で話しだすマキナに違和感。
ドキュメントっぽくしたつもりかも知れませんが、
たっぷり芝居芝居していてどきどきしません。

石村がいちばん文句言いたかったのはですね、

「ピーナツバター」

これってアレですよね。
某有名映画の死神さんのアレですよね。

パクリだとは思いません。
寧ろ、遊びとして、うまくやればオシャレなシーンになったと思うんです。

うまくやれば、ね。

初めて人間の食べ物を口にして、驚きと新鮮な感動が・・・ない。

なのに終盤「もうピーナツバターも食べられないんだよ!」・・・唐突っ!

もう、
キャベツ(世界一悲しいお好み焼き)も
死神(ジョー・ブラック)も
村上春樹(アメとユキ)も大好きなのに、

ぞんざいに扱われて石村、ご立腹ですよ。


また、シーン展開(場転)がゆるくて、
映像の人って、もっとタイトな切り替えをするもんだ、
という思い込みが粉砕してもらいました。

いったい、何を観ればよかったのでしょう?
普通、届かなくても、感じなくても、

「こうゆう事が言いたいんだな」

って分かるんですが、

本当に本当に分からなかったので、
逆に驚いてしまった石村なのでした。

がーまるちょばを観て来ました@3/6 (金) ももちパレス・大ホール

いやー上手い巧い美味い。

パントマイムが?

いやいやそんなの当たり前。

オープニングこそ、あの「サングラスにモヒカンにドクターマーチン」スタイルで、
大道芸の「芸」を見せてくれましたが、それ以外の作品はまさに作品。

「やかん」が大好きになりました。

期待感たっぷりに、使ってくれ光線を出す「やかん」
超うれしそうに、湯を沸かす「やかん」
構ってくれないことに怒って湯をこぼす「やかん」
それを叱られて、泣きながら部屋を飛び出す「やかん」

わーーーん可愛いよぅ。

次の演目の「白い男」(だったかな)で、通行人として、
まだ泣き止まないままの「やかん」が通った時には、
「わぁ・・」と声が漏れましたよ。

仲直りできるといいね、やかん。


前半は短編集で、後半は

「街の灯」

という長めの作品でした。

かの有名な、チャーリー・チャプリンへのオマージュ。
そうです。これがオマージュってもんです。


凄まじい運動量と、感情表現。


「テキスト」を使わずこれだけのものが出来るっていうのに、
「テキスト」を使う役者さん?なにやってるんですか!
とでも言いたくなるほどの感情のうねり。

すね毛の生えたオッサン(失礼)なのに、
表現力だけで可憐な乙女に見えて来る凄み。

「あの子」に手術が出来るだけのお金を渡した後、


「これであの子の目が治る!」と、
「これでもう彼女には会えない」


が、ないまぜになった彼の、舞台中央で全力疾走(もちろんマイム)
に鼻の奥がツーーーンとしました。


無理して観に行ってよかった♪

wat mayhem『パンク侍、斬られて候』を観ましたよ。@北九州芸術劇場 中劇場


超豪華キャスト。
いや石村的に。

まずですね、石村は山内圭哉さんの大ファンなのです。
で、福田転球さんの大ファンなのです。

もうそれだけでも、下駄履きまくりの感想なのは仕方がないものとしてご一読下さい。

パンク侍って何じゃそりゃ、って思っていたんですが、
まぁ何ともパンクとしか言いようがない世界でした。
「腹ふり党」という珍妙な新興宗教と、喋る猿、藩内の出世争い、そしてパンクな侍。


初めて生で観れたんですけどね、
山内さんと転球さんのダメだし芸(笑)
いい音してましたねパチーンって。
もう信頼してるんでしょうね、そして闘っているんでしょうね。
あの緊張感とグダグダ感。

面白い役者が、
荒唐無稽な世界観を、
「何かしてかまそう」
という基本理念の元に構築している。

そんな印象でした。

何気に恐ろしい真っ白で真っさらな「真実の世界」

そんな真実なら、おへどな現世で結構です。
凄まじいアイロニーに満ち満ちた物語でした。

そして、斬られて候。

きっとこの世はそんなもの。

でも生きているんですもの。
あれ?何を言っているのでしょう?

実は1列目下手出はけ階段横の席での観劇で、すぐ側を着流しの山内くんが通り抜け、
ドキドキしつつも非常に面白かったのです。

ですけれど、毒が強すぎました。

翌日まで頭が痛かった・・・。

だってカッコ良かったのですもの山内くーん。
あんなにかっこよいのに面白いなんて、神様は不公平です。

きっと、この世界を舞台上に表しだすのに大変な「熱」が必要だったのだろうと推察します。
そのこと自体に、尊敬と羨望となにやら悔しさに似たものが混沌としています。

数日経っても、何とも言えない、「熱」にあてられた疲労と心地よさの余韻に浸る石村なのでした。


今年もシアターコクーンに行って来ました。
平日だったので、初めて1階の座席が取れまして、

・・・・嬉しいけど近い。

舞台全容をみるには、ちょい近すぎな感がありましたが、
まぁ、始まってしまえばもうどっぷりと物語の世界。

敢えて前情報無しで観たのですが、
「パイパー」って、パイプの人ってゆうか、
金属のロボットのような、生命体のような、
そんな存在でした。

悪を吸収し、火星移民の人間たちの幸せのために存在する。はずだった。


鎖骨に埋めた「オハジキ」に記憶された、その人の記憶。
それを8歳の天才少年に読ませ、記憶の編集をする初老の男性に橋爪功さん。

正反対の性格の娘2人に松たか子と宮沢りえ。
大倉孝二くん8歳って・・・成立しちゃってます。

最初に移民した群衆を表現するのに、約50人のアンサンブルがウゴウゴ蠢くのですが、蒼いオーガンジー(と思う)の衣装に統一された人々の塊は圧巻でした。

量、って、他の何でも差し替えられないものであります。


で、お話としては石村の超ドツボ。

人としての尊厳とカニバリズム。

わりと最初のあたりで倫理観の話になり、何が人を止めるの?という問いの答えに窮したお父さんが

「左の手が、右の手を止めるんだよ!」

と言う台詞があったのですが、終盤、そんなことと繋がっていたなんて。
松たか子さん、設定のキャラがおとなしいから、宮沢りえちゃんに食われてるわなんて思っていたけど、

ちがった。終盤そうなるなら、それで正解だった訳ね。石村、浅はかでした。


生きる事とはDNAを残すことである!

と断言してしまうには、
人は余分なモノが多すぎて、
またその余分なモノが大事で愛しくて。

野田さんて、子を残すことに執着があるのかしら?
そんなテーマが多いように感じられましたよ。
少なくとも石村はそう思いましたし、私も興味があります。


また!

石村はコンドルズが大好きなのですが、
コンドルズがコンドルズとして出演って、どんななんのやろ?
とワクワクして観に行ったら、

裏切られた!
そっちか!そうゆう使いかたか!

野田演出に、あの躍動感を添えたらさぞ素晴らしかろうと思っていましたら、
真逆でした。静の動き。完全に肉体をコントロール出来ていないと表現し得ないであろう「パイパー」をコンドルズの皆さんが演じていました。

長い長い輪になった腕が、ポーーーンと片方外れた時の、
「怖いパイパー」になる瞬間。
「死」が理解出来ず、骸を引きずって荒野を行進する「怖いパイパー」


おーもしろかったです。満足しました。
衣装のアイデアストックも増えたのも収穫だった石村でした。






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石村英美子
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自己紹介:
九州在住。
お芝居が好きで、ちょこちょこ観に行っています。最近は観るだけに留まらず、何がしかのお手伝いに行くことも。
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