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石村英美子が「とりあたま」で観たり聞いたりしたものを、三歩あるいて忘れないうちに書いています。
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あの感動作が帰ってくる!

などと、使い古された事を敢えて言ってしまいたくなる位、あの悲しくて美しい物語が再演されます。

福岡は1ステのみですが、チケット手に入れましたよ。

初演を観た時に、爆笑と号泣の波状攻撃にくたくたになった石村ですが、今回は再演の妙などにも目を向けてみたいと思っています。


ワタシはもともと涙腺がものすご緩いのですが、後藤ひろひと大王の作品にはいつも手も無く泣かされてしまいます。しゃっくりまで出ます。


人が(本や映画ももちろん含め)物語で泣くメカニズムって、きっと有るのだと思います。


その中でも大王作品によく見受けられるのが、

「A悲しい(可哀想)な人、の傍らでB何も出来なくて悲しむ人」

みたいな・・・あぁ、語彙が稚拙すぎます・・・。
けどまぁ、そんなシチュエーション。


思い返せば、直接Aに対する感情ももちろん在るものの、Bに対する感情移入というか同化みたいなモノで泣いちゃってる事が多い気がします。


その場合、Bはそれまでなるべく弱さを見せない方が効くような気もします。しかもAがむしろ笑顔だったりとか。

悲しいというより、ごめんなさいの感情の方に近いのかも知れないです。特にガマザリではそんなシーンもあり・・・。

とにかく、愉しみです。待ち遠しい。


余談ですが、この脚本、映画化されるにあたり、海外進出をにらんで、後藤"大王"ひろひと氏が改名されたそうですね。

その名も「ELVIS GOTO」

BIG BIZシリーズを観た方は尚更笑えちゃいます。


映画の方はHPが出来ていて、とってもキレイです。
ガマ王子~という、とてもふざけたタイトルで泣かせるのが粋なのに、さすがに映画製作の世界ではダメだったようですね。
そこだけ残念。

「パコと魔法の絵本」


こちらは2008年秋公開予定だそうです。


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福岡初お目見えのAFRO13を観に行きました。

シンプルな作りの舞台に、なんだか照明が沢山仕込んであるな~なんて思いながらロールバック席一段目(全体の3列目)で観劇しました。

ちょいユルな感じの前説から始まり、パンフレットを事前に見ておく事を勧められました。

石村は予習が嫌いなのであんまり読まなかったのですが、構えたほど難しい設定ではなく、分かりやすいキャラクター揃いの愉しい芝居でした。

何が一番感激したかって、オオカミちゃんたちが可愛いカワイイ!

無邪気な狼娘たちが疫病を運ぶなんてとても思えません。と、思ったらそうゆうことかっ!

クラキがかくまっている人狼の妹ランちゃんと仲良しになるシーンとか、
消えられない狼ミチが、帰ってきて叱られるシーンとか、もうかわいいったらありゃしないのです。

関西弁ってズルイですよ(笑)

物語の結末は、明確に前振ってあって読めるのだけれども、
読めるからこそ、風の象徴に青いストールを纏ってオオカミちゃんたちが群舞する様を観て、

「ああ、ミチもみんなと一緒に風になれたね」

と救われたのでした。

ダンスシーンで泣いたのは初めてでした。

本来、踊りというものは、それだけの力が在るものなのでしょう。
石村が知らないだけなのでしょう。まだまだ、色んなものを観なくてはいけません。

また来て欲しいな。と思った石村でした。
シアターコクーンにてNODAMAP「キル」を観ました。

再々演とのことですが、前作は観ていません。NODAMAP自体、観るのは4年ぶりくらい?「オイル」っていつでしたかね。

切る・着る・KILL。

石村は夢の遊眠社をリアルタイムで見た事のある、意外とお年寄りなので、野田テイストは根底に流れる、言わば原体験との再開とでも申しましょうか。

壮大でせせこましくて、悲しくてバカバカしい、混沌とした匂いのする好きな作品でした。

初演を見たことがある人は「物足りない」とか「あの鮮烈な印象は超えられない」と言うみたいですが、それは仕方が無いことなのでしょう。

シアターコクーンの素舞台が、どういったものかは知らないのですが、「板」から作品のために設えてあって、その板の下から立ち上る照明が、木で出来ているはずのプロセニアムの向こうを、モンゴルの草原の朝にしてくれちゃってました。

1月までやっていて友人も観にいくとのことで、あんまり感想を言えない状況です。


舞台美術に関しては、アレじゃ地方公演は無理ですな。ってカンジでした。

夢オチって、こらっ!ってなりがちなのですが(風呂敷畳めなくなった作家が選択する場合が多くないすか)これに関しては素直に「よかった」って思えたのが不思議。

たまには遠くに芝居を観に行くのもよいな・・・。と思いました。
初、ナイロン。
初、本多劇場。

開演からタイトルがでるまでに既に30分(!)
総上演時間は3時間20分という大作でした。
(初日の10日前に脱稿ってホント?)

有頂天時代のケラさんは何となく知っているし、いくつかの戯曲は知っていましたが、初めてライブで観るナイロン100℃はなんというか、

「オレ、これ、合う」
ってかんじでした。
 
なんでもない日常、というにはあまりにも事件が多い小説作家の家族劇。ただ、よく思い返せば起こる事件は大して珍しいものではありません。

心を病んだ母、長女と父親との見えない軋轢、優しいがゆえ不幸を呼び集める次女、ドロップアウトした三女。

密度(頻度?)は濃いけど、居るし、ある。

とっても生き辛いのだけれど、もうマジ嫌になるんだけど、それでも、もうちょっとの淵の手前で生きることを選んでしまう人々。

噂の映像使いも見事で、一気にココではない心象風景。
最後のシーンはちょっと救われたようで安心しました。

残酷なようで、ヒトイトオシイお話でした。
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プロフィール
HN:
石村英美子
性別:
女性
職業:
プロのフリーター
趣味:
惰眠 つまみぐい
自己紹介:
九州在住。
お芝居が好きで、ちょこちょこ観に行っています。最近は観るだけに留まらず、何がしかのお手伝いに行くことも。
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